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【2024/04/30 01:25 】 |
追憶:父と子の会話
「俺はな、17の時に両親と別れて旅をしてきたんだ。」

 懐かしい一言だった。
昔、昔。いくつの時だったか。曖昧過ぎて覚えていないくらいの時に、父親からこの話を聞いた。

 夕暮れ時の城塞都市外の荒野。大きな行商隊のキャンプの一角での事だ。
父とその日の稽古を終えて夕食までの休息中、だったと思う。
俺はまだそんなに大きくなかったようだ。自分から見える父は大柄で、堂々たる風格と家長としての威厳を備えている。
 父は、俺の憧れだった。物事への思慮が深く、冷静で素早く的確な判断力。力も技も強い。
群竜士の師匠であり、頼りになった。
当時の俺の目には、聖者のように映っていた。
今、客観的に思い返して見ても、もっとも身近に居た俺が目指すべき人物だと言える。
俺はそれにどれ程近づけたのだろうか。

 そんな父が、俺に訥々と昔の事を語って聞かせてくれた。

「お前ももうすぐ○○歳になるんだな。技も、仕事も大分身について来た。まだまだ腕白過ぎるがな。」
苦笑と共に俺の頭を大きな手が少し乱暴に撫で回す。
「俺はな、17の時に両親と別れて旅をしてきたんだ。」


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【2010/11/04 20:58 】 | ヘカテイレス | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
【途切れた絆】 プレイング Ver2
修正した文章だ。

文字数は376
【2010/07/31 00:25 】 | ヘカテイレス | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
自己紹介バトン!
最初に、マリナが回してくれたバトンを使って、自己紹介と背後視点の紹介をしようと思う

では、はりきって行こうか
【2010/07/05 23:46 】 | ヘカテイレス | 有り難いご意見(2) | トラックバック()
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